- カテゴリ
- ベンチャー企業の戦略論
ナンバーワンの市場シェアとは
最近、お客様とお話しすると、
ほんとにいい話を聞きません。
リストラをしたとか、
赤字になる月が続いているとか・・・。
そんな中、
先日、200mで世界新を出して優勝した
ボルトの言葉がなおさら印象的でした。
「何だって可能だ」
できないことはないんだと、
勇気をもらいました!
とまあ、余談はここまでとして、
最近経営戦略についての記事を
続けて書かせて頂いておりますが、
今日もその続きを。
ベンチャー企業の経営戦略としては、
ニッチ市場でトップをとるための戦略を
描くことが重要です。
そのためには、
ナンバーワンをとりやすい市場で
勝負するというのも選択肢の一つでしょう。
ところで、
トップをとるって、
いったいどういう状態を指すのでしょうか?
実は、
ここ最近書いている内容は、
ご存知の方も多いと思いますが、
「ランチェスター戦略」
の内容を書いてきました。
そのランチェスター戦略では、
トップについての明確な説明がありますので、
ご紹介したいと思います。
<<トップの条件>>
「市場シェア」
○上限目標値73.9%
これは「独占的寡占型」と呼ばれ,首位が絶対安全,優位独占の状態である。新ランチェスター戦略では,「これ以上のシェアはとるべきでない」と解釈している。
○安定目標値41.7%
首位独走の条件。独走態勢に入ることが出来る。一般的には40%として使われている。
○下限目標値26.1%
26.1%を越して,はじめてドングリの背比べから抜け出すことができる。トップが下限目標値に至っていなければ,まだシェア争いは決着していないとみてよい。
とういことで、
トップをとるなら、
最低26.1%を目指すべきでしょう!!
それを超えなければ、ドングリの背比べ状態を
抜けられていない状態です。
もし、26.1%を超えられているのならば、
41.7%を目指しましょう!
完全に独走態勢に入れます。
目標は明確であればあるほど、
わかりやすく、また、目指しやすくなります。
「○○○の市場でナンバーワンになるぞ!」
ではなく、
「○○○の市場でシェア26.1%をとって、
ナンバーワンになるぞ!」
の方が、
社内でも共有しやすいはず。
ところで、競争が激しくない市場であれば、
簡単にシェア26.1%を確保できるのではないでしょうか?
たとえば、
不動産屋で言うと、
アドパークというちょっと人気がない検索サイトがあるのですが、
ここでトップをとるぞ!と思った時に、
意外と26.1%は簡単にとれてしまいます。
こういうときこそ、
41.7%を確保して、
圧倒的なシェアを確保し、
独走態勢を築いていくべきかと。
そうやって、
トップシェアを増やしていきましょう!!
<東京都心で、事務所、事務所可マンション、レンタルオフィス等をお探しの方はこちらから>
関連記事(タグ): ランチェスター戦略 市場シェア 戦略
⇒その他【ベンチャー企業の戦略論】記事一覧へ