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- ベンチャー社長論(社長としての考え方)
なかなか零細企業を脱出できない経営者がやってしまっていること
■会社を設立して、
なかなか成長できない企業で、
特に社長さんが優しい性格の場合に、
陥りがちなのが、スタッフの意見を積極的に取り入れてしまうことです。
もちろん、スタッフの意見も
聞いていくのが、満足度を高めるためにも有効なのですが、
通常、社長とそれ以外のスタッフでは
能力差が大きいです。
なんでもかんでも相談して、
決めていっていたら、スピードは遅くなるし、
そもそも社長が考えた、
非常に有効な戦術、戦略についても、
ビジネス経験が少ないスタッフからすると、
リスクに感じたりして、
反対をしてくるケースがあります。
■そこで、スタッフの意見も取り入れてしまうと、
非常に革新的な策も、誰もがいいと思えるような、普通の策になってしまい、
仮に実行しても、効果は半減してしまいます。
絵に例えるなら、
素晴らしい絵画を、
一緒に描いたりしませんよね?
一人の優秀な画家が、
全体から細部まで全部描くのではないでしょうか。
■なかなか組織が大きくなっていっていないなら、
そこいち早く脱出する方法は、
【社長が考えた戦略、戦術を、スタッフにやらせること】
です!
もちろん、経営者は成功ための
戦略をきちんと考える必要があります。
ただ、もし、相談したいなら、
それは社内で相談するよりも、
社外で経験豊富な経営者、コンサルタントに相談するか、
顧客に聞くべきでしょう。
はるかに効果的な策が見えてくるはずです!
■また、創業期を脱してくれば、
社長一人のチカラでは、組織の運営はできませんから、
一緒になって経営をしてく必要があります。
例えるなら映画を一人で作ることはできませんよね。
その頃には、監督だけではできませんから、
カメラマンだったり、音声だったり、
役者さんだったり、大勢の人をマネジメントしながら、
映画を作っていくわけです。
経営者は、それまでにマネジメントを身につけていく必要がありますし、
スタッフのメンバーには各分野で一人前になっていてもらわないと
いけないわけです。
それこそ、その分野では、
監督よりも専門家になっていないと。
ということで、
教育も大事ですね!
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