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顧客は誰か? ストーリーが生まれる。
先日の記事で、
喫茶店を例に顧客は誰か?の一例をあげさせて頂きました。
実はそこででてきた3社とも、
コーヒーを飲みたい!とか、
のどが渇いた人に飲料を提供する!といった
直接的なお客様をターゲットにはしておりませんでした。
たとえば、ハウスメーカーであれば、
「家を買いたい人」が顧客で本当にいいのでしょうか??
これは、誰もが思いつく答えで、
というか、考えなくても答えられるもの。
ドラッカーの質問には答えていないのではないでしょうか。
たとえばハウスメーカーであれば、
「シックハウスに悩んでいる家族」というような顧客を設定することで、
提供する商品、マーケティング、接客、すべてが
変わってきますよね。
顧客は誰かを答えることは、
ビジネスモデルを考えることにもつながり、
または全体の戦略を考えることでもあります。
すべてに影響があるんですね。
だからこそ、
ドラッカーは最初に質問をしていることが多いわけです。
ちなみに、商品・サービス、マーケティング、営業すべてを
明確なターゲット層を軸に構築することで、
そこにはストーリーが生まれます。
こちらの本は経営者必読です!

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
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この本によれば、
スターバックスは「第3の場所」を提供するという経営目的を
設定したことで、
内装にお金をかけ、スタッフの教育体制の充実、またチェーン展開せずすべて自社で運営、
コーヒーの質重視、
というストーリーが生まれたと書かれています。
魅力的な企業はどこかで他社にない差別化をはかっており、
それが収益に直結しています。
ストーリーがあれば、
その企業に人はひきつけられ、売上も上がり、人も集まります。
そのストーリーの第一歩として、顧客は誰か?に答えること。
これが重要なんですね。
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