ランチェスター戦略とは
先日、ランチェスター戦略について
簡単に説明をさせていただいたのですが、
今日は、今一度ランチェスター戦略が
どういうものかをご説明したいと思います。
ランチェスターの法則を考え出したのは、
F.W.ランチェスターという人で、
元々は戦争における損害量などを
導き出す法則のことです。
ランチェスターの法則には、
第1法則と、第2法則の2つがあります。
【第一法則】・・・一騎打ちの法則
A軍5人対B軍3人の場合、武器が一緒なら、
戦闘の結果、
A軍2人、B軍0人となる。
【第二法則】・・・確率戦闘の法則
A軍5人対B軍3人の場合、武器が一緒なら、
戦闘の結果、
A軍4人、B軍0人となる。
これは、戦闘機や、機関銃など、
一騎打ちではない戦闘の場合で、
2乗をして計算を出す。
A軍5人の2乗 対 B軍3人の2乗
25 対 9 で計算
25 − 9 = 16
16の平方根は4なので、
B軍が4人残るという計算になる。
ここまで読んで、
ちんぷんかんぷんの方もいらっしゃるかもしれない。
これが何なの?
この式がどう役に立つの?と。
実は、ビジネスでも、
かなり役立つんです!!
以前、織田信長が桶狭間で、
今川義元を破ったときも、
このランチェスターの法則があてはまります。
織田の軍勢は、約3000。
今川の軍勢は、約25000。
普通に戦ったら、数の上で勝ち目のない、
人数の少ない織田勢は、
桶狭間で、休んでいた今川勢の本隊に
戦いを挑みます。
その数5000。
そして、虚をつかれ、
また、精鋭でもなかった今川軍は敗走。
実際には、
3000対5000の戦いだったんですね!!
また、ここで虚をついた、精鋭だったということで、
この差をひっくりかえし、逆転劇が起きたわけです。
つまり何が言いたいかというと、
大手企業にいきなり突撃していっても、
勝ち目はありません。
そうではなく、
勝てる市場で、勝っていく。
真っ向勝負をしようとすれば、
それはまず勝つのは難しいでしょう。
そうではなく、
大手も力が分散し、あまり力を入れられていないような
戦力があまり投入されていない、
こちらが勝てる場所で勝っていく!!
それを繰り返すことで、
はじめて弱者が強者に勝つことが可能になるんですね!!
(^^♪
今、みなさんの会社は、
大手とまともに勝負をしていませんか?
それでは、生き残っていくのは、
難しいかもしれません。。。
そうではなく、
勝てる市場で勝負する。
迂回したり、奇襲したり、
いろんな方法があるかもしれません。
それを考えることこそ、
「戦略」です。
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