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自己資本比率は何%が最適?
財務分析の指標をご紹介している最近のシリーズ?
(いつの間にやらシリーズになってました!)
今日は自己資本比率についてご説明します。
自己資本比率とは、
会社の総資産における自己資本の割合です。
まあ、通常株式会社であれば、
資本金とここまでの利益の積み重ね(剰余金)に該当する部分ですね。
会社の資産には他人資本といって、
借入等で増やしていることもあります。
他人資本と自己資本をあわせたものが総資産になるわけですが、
当然自己資本比率が高い方が、
借入に頼っていないということで、
健全な財務状態だとされています。
ただ、逆に借り入れが全くない状態では、
投入した自己資本をうまく活用されていないかも
しれず、必ずしも無借金経営(=自己資本比率100%)が
いいわけではありません。
「計算式」
自己資本比率=((総資本−他人資本)÷総資産)×100
一般に自己資本比率が70%以上なら理想企業、40%以上なら倒産しにくい企業といえます。
会社を経営していく上では、
最適な自己資本比率というのはあまりないと思います。
70%の自己資本比率だと、
自己資本をうまく活用できていないかもしれませんし、
(借入をしてもっと大きなビジネスにできるかもしれないのに、
それをしていない)
どの数字がいいのかは会社の状況によって
様々ですから。
逆に他の企業の安全性を判断するときに、
チェックしたい指標ですね(^^♪
今日はここまで!
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